2009,Dec,29,02:32

死ぬまでRock?

syrup16g
DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT
発売日:2009-12-23


1999年TiNSTAR RECORDSからリリースした初CD音源『Free Throw』〜2008年ユニバーサルシグマからリリースした『syrup16g』まで8枚のCD、1stアルバム『COPY』発売前夜に新宿JAMで行われた弾き語りライブを収録した未発表音源CD『the JAM』。そして限定リリースで現在廃盤となっているDVD『BLACKSOUND』。合計10枚のコンプリートボックスセット。
さらに歌詞と写真を掲載した60ページにおよぶメモリアルブックと、『COPY』のジャケット原画ポスター、「遅刻死」の復刻ステッカーも付属。
*以下、収録ディスクタイトル
ディスク1『Free Throw』
ディスク2『COPY』
ディスク3『coup d'Etat』*Mー1「AnotherDayLight」はCD『coup d'Etat』未収録楽曲です。『coup d'Etat』アナログ盤に収録されており、今作収録となります。
ディスク4『delayed』
ディスク5『HELLーSEE』
ディスク6『Mouth to Mouse』
ディスク7『delayedead』
ディスク8『syrup16g』
ディスク9『the JAM』(未発表LIVE音源/2001.10.7 新宿JAM)
ディスク10『BLACKSOUND』(DVD)

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おもえばシロップはずっと弱いままだったんだな。君や俺やその他、不特定多数のリスナーと同じように弱いままで、自身の闇や傷を抱えたままずっとシーンで闘っていたんだなって思う。何ら鎧を纏おうとせず、裸のままで真っ直ぐ彼らは立っていた。

ART-SCHOOL/木下理樹

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Syrup16gと出会ってからの日は浅い。
ヘヴィに聴き始めた頃にはもう彼らは解散してしまっていた。

それでもやっぱり、この記念碑的なコンプボックスが発売されると聞いた時は
彼らはもう終わったんだという事実を突きつけられた気がして、少し悲しくなった。

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誰かに教える時、「暗いよ。」と、端的に説明する。

もっと器用に、上手く音楽をやることだってできたはず。
けれど彼らはそういう方法を選ばず、音楽・ロックというフィールドで、ただ正直に、格好をつけず、闘っていた。
そんな彼らの呈示する弱さ、闇、フラストレーションが聴いていて心地よく感じられたのは
時に俺の行く先を解ってそこで待っていてくれているように感じられたのは
俺も同じように弱い人間だからだろう。
そして恐らく、彼らに惹き付けられた多くのリスナー達も、同じように。

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愛されたいだけ 汚れた人間です
卑怯モンと呼ばれて 特に差し支えないようです

これは僕の作品です 愛すべき作品です
誰に何言われても 怖いものなどありません

ex.人間


そんな彼らの最後の作品だから
彼らがこの世界で、裸で、必死こいて、正直に闘っていたんだという事を示す、いわばしるしなんだ。これは。
これで彼らは"過去"になる。
"かつてSyrup16gというバンドが存在した"という、このしるしをここに突き立てて。
それでいいじゃないか。

そう自分を納得させて、予約しておいたもの(メーカーの発送が遅れて一日ずれた)をHMVで受け取った。

自分には、この重みだけでいい。
このずっしりとした黒い箱の重さだけ、覚えておこう。

written by DITA | 音楽

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