2008,Oct,29,22:40

怪獣のバラード、ガラスのブルース。猫を埋める。

再度助けに行ったものの、既に手遅れだった子猫。

オカンと二人で、俺の掌ほどの大きさのその身体を
公園まで運び、埋めてやる夜。

オカンがスコップを取りに帰ってるのを、子猫と一緒に待ってる間、ふと思い出した。

今日は彼の命日。

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死んでしまったなんて思えないほど、軽くて、柔らかくて、暖かくて。


名前も知らない、ガラスの目をした猫が星になった。ただそれだけだけど
この感情はなんだ。

子猫の身体と、俺のこの正体不明の感情を
どう扱ってやればいいのか、どこに持っていけばいいのか、わからなくて。

ただ二人で押し黙り公園まで歩く。




埋めてやる意味なんてわからない。
今の俺にわかっていることなんて、生きてることと、死んでくことくらい。

それでもやっぱり、人に踏みつけられない、暖かい場所を与えてやりたくて。


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彼が指揮棒を振るはずだった、1年5組の「怪獣のバラード」。


晴天の霹靂、拡がる鮮血、女子達の悲鳴、叫ぶ担任、体育教師、ハンドボールのゴール、飛び交う怒号、悲痛な叫び、砕ける頭蓋骨、鮮血、開かない瞼、拡がる鮮血、震える身体、走り出さない足、血の海、

鳴り響くサイレン、涙、千羽鶴、涙、自習、焼きついてしまった映像、こわばる笑顔、

血を洗い流す体育教師、千羽鶴、ただ後ろを向く数学教師、

窓に張りまくる授業プリント、不吉な全校放送、廊下でうなだれる理科教師、「嘘…嘘…」、

体育館、前に立つ校長、100人の泣き叫ぶ声、涙で濡れる廊下、焼きついた映像、
教室に集まった1年教師、沈黙の集団下校、校門の報道陣、「信じられないよね」、涙、夕方のニュース、涙、浮かぶ笑顔、ゴール下の沈黙、赤い血、「即死」、流れ出る血、吐き気、届いた夕刊、潰れた頭蓋骨、涙、


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あれから、もう9年。


葬式は
生きる我らの
ためにやる
君を片付け
生きていくため



2008,Oct,26,05:46

「スイカに塩的な」

信じたいもの
必要ない

心理なんてデタラメ
勇気なんて出さないでくれ

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4週間にわたる教育実習が終了した。

ネチネチ言われるための研究授業では、予定通りネチネチ言われ。
最終日のSTでは、クラス1のお調子者が目を泳がせながらも別れの言葉をくれて。

ようやく終わった。とりあえず一息。


まぁ、いい経験をした。

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ミスドでの小さな偶然。

並ぶはずのない二人が並んで座る絵は、やっぱりちょっと奇妙で、おもしろくて。

「でも、いつかはこんな風になる気もしてた」


この台詞を、今の自分も引用して心の中でつぶやいてみる。

「いつかはこんな風になる気がしてた」

こうなったのは、偶然?
こうなったのは、必然?




そんなこと考えたって、それは大した問題ではわけで。
それこそ、ドーナツの真ん中を空白として捉えるか存在として捉えるかみたいな
形而上的な問題みたいに、意味のない問いかけで。

そんなことを考えたって、ドーナツの味は変わらない。

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鉄塔のガイコツ ネオンのゼリー
眠れぬ夜を 旅する声
瞳を閉じて 広がった世界
あぁそうか、あれは。

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そんな風に終わった教育実習、翌日。

1ヶ月ぶりのバイトで、いきなり新しいポジションに放り込まれ、17時から26時までたっぷり使っていただいた。
社員が知らぬ間に辞めてて。まぁそれもあって仕方ないのだろうが。

この会社はスタッフに優しいんだか、そうじゃないんだか。



なにはともあれ、明日中に実習の最後の書類を全部書き上げて
またバイトとリクナビな毎日の再開。



幅広い心を
くだらないアイデアを
軽く笑えるユーモアを
上手くやり抜く賢さを

道はただ永遠続く



2008,Oct,21,23:46

ナオコーラ

砂漠
あれと同じだよ。
この世界はあれと同じなんだよ。
雨が降れば花が咲くし、雨が降らなければそれが枯れるんだ。
虫はトカゲに食べられるし、トカゲは鳥に食べられる。
でもいずれは皆死んでいく、死んでカラカラになっちゃうんだ。
ひとつの世代が死ぬと、次の世代がそれに取って代わる。それが決まりなんだよ。
いろんな死に方をする。でもそれは大したことじゃないんだ。

後には砂漠だけが残るんだ。

本当に生きているのは砂漠だけなんだ。


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名鉄電車。込み合う車内。

DSでポケモンをやりながら、「もうワタシ、どこでも寝れますよ」と言わんばかりに、朦朧となってグラグラしてる女子大生。

一体何に追われて、そんなに必死にポケモンやってんのよ。

塾の帰りか、シートで弁当箱を広げて普通に箸で食すガキ。

「のりたまうめー」みたいな顔してんじゃないよ。どんな教育受けてんのよ。

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最近彼氏ができた(俺の読みでは大恋愛だった元彼との復縁と思われる)女友達。

格闘技が好きで、さっぱりした気持ちのいい性格の彼女だったけれども
それからというもの、彼女のブログがお料理日記と化している。
それをもっと厳密に言うのであれば、彼氏の家でご飯作って(それもすごくしっかりしたもの)、彼氏が仕事から帰る前に自分はバイトへ向かったという、料理の写真付き報告ブログになってる。

こうなると男はもう、一目散に逃げるか、結婚するしかない。

別に全く非難も嫉妬も蔑みもしない。誰かと人生を共にする予感というのは、何にも変えられない素晴らしいものだと俺も思う。
実際に二人は結婚するのだろうなぁとも思う。なんとなく。

けど、傍からみるとそんな二人が(俺は彼女しか知らないのだけれども)、やっぱりちょっと滑稽に映ったりする。

あぁあぁ…(苦笑)、と。

この三点リーダと(苦笑)に、一体どんな思いが込められているのかはまだ、自分自身でも推し量れていない。
ただ俺は、そんな彼女の新婚的幸福的同棲的かがやきに満ち溢れた更新記事を見て、毎日思う。

あぁあぁ…(苦笑)、と。

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我々は生かされてあるもの。
一人ひとりの人生の重みなんて、無いに等しい。多分。

本当に生きているのは砂漠だけなんだ。

そんな無力な個人個人が、その無力さに心のどこかで気付きつつも、懸命に生きているこの世界。
見渡してみると、色んな滑稽さに満ちている。

けどやっぱり、みんな、俺も含めたみんな、懸命に生きているから、懸命に生きながら車内で弁当を広げるガキを育てたり、懸命に生きながら眠い目こすってポケモンに没頭したりしてるから

人のセックスは笑っちゃいけないのだろう。

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神宮前を通過した辺り。

彼女はやっとポケモンを閉じ、惰眠に身を任せ始める。

左肩に乗っかってくる彼女の髪のシャンプーの香りにちょっとだけドキドキしたのは、ここだけの話。


嗤うなよ。



2008,Oct,17,21:59

溜め息エヴリデイ

やれやれ、な日。

自嘲気味な笑いすら出るぞ。

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38歳女性バツイチ、38歳男性既婚、34(?)歳男性未婚、21歳男性未婚の4人で、酒を啜る夜。

10年前の離婚を後悔してるだの。
21の頃は無敵だったけど、あの頃に戻りたくはないだの。
38の女性と付き合えるかどうかだの。
牛乳嫌いだったから背が伸びなかっただの。

徹夜明けで朦朧とする意識が、ウイスキーの霧に包まれる。
この感覚が好き過ぎる。

いかんな。本当にアル中になっちまうんじゃないか。

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アルコールの臭いと睡眠不足と格闘する朝。

突然の受信。


ネクタイを締めながら、実習生室でPC叩きながら、高速バスの予約をしながら

やれやれ。



本当に、似た人が多いな。世の中。

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未来のことなんてわからない。当たり前。
僕と君とは所詮他人。これも当たり前。
なぜ人はこうも、約束を欲しがる。

野暮なことだとは思わない?

裏切られる期待は、持たないほうが楽じゃない?
破られる約束は、しない方が傷付かないじゃない?

「今」を、本当の意味で大切にしたくない?

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世界中の皆、俺の言葉に腐心すればいい。

とりあえず俺は明日の朝も

何食わぬ顔で地下鉄に乗り込む。



2008,Oct,16,03:13

unlimited

「本なんか読んだって」
DJの声が聞こえる。
「孤独になるだけさ。そうだろ?」

わかってる。わかってるさ。

けど、平日の夜中3時に孤独じゃない人間が、どこにいる?

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「東京FMをキーステーションに全国38局へ…」
DJの懐かしい声を聴きながら、部屋を片付け、CDをインポートし、夏からを振り返る。

今夜は徹夜を決め込んでみた。

実習は今、中休みのような時期。
控え室で、1,2時間も寝そべって過ごし。
日が落ちてから栄に来てみては、酒でも飲もうかと思うも頓挫し。
喫茶店2件を梯子した挙句、矢場公園のベンチで一人小説のページを捲る。


「今」に思いを馳せてみる。

…。




こんな一日にでも、意味はあるのかな。



夜明けまであと2時間。

ゆっくり時間流れろ。

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ゆっくり時間流れろ
ゆっくり涙流れろ



2008,Oct,10,20:45

金木犀

ジーザス ジーニアス キングオブフリーダム
一生懸命生きてる私に どんな罪があるんですか?
いっぱいあるさ 死ぬほどあるさ
ていうかお前は なんでそこにいる

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10月。

キンモクセイの香りと、夕焼けのオレンジに包まれた大学構内を、程よい疲れの身体で歩く。


9時間振りのニコチン。

灰に充満する煙。


停止する思考。



不吉な予感。




耳鳴りがする。

もう10月。
まだ、消え去ってはくれないかい。


けだるい身体に、頭に、まとわりついて離れない。

まだ俺から搾取する。


いつになれば、消えうせる。





















蚊。くそ。



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夕焼けに照らされて
夕闇に包まれて
ゆらり風に揺られて
揺られて流されて

身体中で感じていたいんだ
なんて暖かいんだろう
なんでこのままじゃいられないんだろう

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華の金曜日といえど、やっぱり20時からじゃ使ってもらえないようで。


ミスドに就活しに行こうにも、フラリ飲みに出歩こうにも、一杯分の金すらなくて。

久しぶりに部屋で一人グラスを傾ける夜。


やられた太ももを掻きむしる夜。



かいかい。



2008,Oct,7,21:32

総てはGod knows

実習中ということもあり、久しぶりに数学に触れる時間が増えた。
数学の論法の中で一つ、好きな定理を紹介しようと思います。

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問.次の凾`BCが,二等辺三角形であることを示せ.


proof
辺BCとその垂直二等分線の交点をD,その垂直二等分線と∠Aの二等分線の交点をEとする.
点Eから,辺AB,ACに垂線を下ろし、その交点をそれぞれF,Gとする.

先ず,∠FAE=∠GAE,∠AFE=∠AGE=90°であり,AEは共通から,凾`FE≡凾`GE. … @
また,BD=DCであり,EDは共通から,凾aDE≡凾bDE. … A
Aより,凾dBCは二等辺三角形であるから,EB=ECであり,∠BFE=∠CGE=90°より,
凾dBF≡凾dCG. … B
 
以上より,AF=AG(∵@),FB=GC(∵B)から,AF+FB=AG+GC=AB=AC.

よって、凾`BCは二等辺三角形である. Q.E.D.

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この三角形ABC、実は(見りゃわかるが)二等辺三角形でもなんでもない。
それなのに、こんな中学生でも解るような初等幾何で「これは二等辺三角形だ!」と証明できてしまう。

実はこの証明、ちょっとした落とし穴があって

次の凾`BCで、同じように辺BCの垂直二等分線と、∠Aについて角の二等分線を引いてみてください。



ね。この二直線は凾`BC内で交わらないのです。
ちなみに、本当の二等辺三角形では、∠Aの二等分線と辺BCの垂直二等分線は一致します。

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数学の、論法の分野。高校の頃、命題だの真だの偽だの裏だのってやった。
その論法の中には一つ定理があって。

ある命題の仮定が偽ならば、結果がどうあれその命題は真になる。

というもの。
この証明の場合は一行目が落とし穴(偽)。この二本の二等分線は実は三角形内で交差しない。


この昔数学で習った論法というものは、実は古典論理学の一種で、数学に限らず現実世界のどのような場面においても絶対的に正しいもの。
もちろん、言論・日常・会話の中においても成立する。

俺達の住むこの世界には、出鱈目な仮定(それは場合によっては中身のない空論や、説得力のない経験則だったりする)を並べたてて、それによる出鱈目なことを大声で叩いて、振りかざしている人がたくさんいる。そういう人が多すぎる。
多すぎるし、多分俺だって、あなただって、そう。
この不動の定理で周りのものを計りながら、正しく生きようとすれば、俺達は口を閉ざすしかない。

俺は決して正しい人間ではない。あなただって正しい人間じゃない。
でも、正しくありたいじゃない。

そんな時、この定理の持つ一種の諦めのような、正しくあることへのアンチテーゼ的な魅力が、俺の肩の力を抜いてくれる。

正しいことなんて、神や母なる大地の重力加速度や宇宙のエネルギーやE=mc^2に任せればいい。

そんな風に思えるから、この定理が好きで。
こんな幾分文系脳的な理由で、多分数学が好きだ。

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洋次郎の日記によると、レコーディングが着々と進んでる模様。

そんな中、俺は。

…。

こんなことやっとらんで就活せな。
  



2008,Oct,4,15:10

嗚呼、青春の日々

アドレス変えましたー登録よろしくお願いします☆

あ、教採落ちました(笑)


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こんなメールに、かける言葉が見つからなくて、思わず電話した。

発表翌日だったこともあり、まぁ案外落ち込んでもなくて。
彼女はもう来年のことを考えてて。

うちの大学には1年課程というのがあり
もう一年大学で勉強し、障害児教育の免許も取得が可能。入試に合格すれば。

教員採用試験が不合格に終わった人は、講師として学校で働いて来年度の試験を待つ、1年課程に通ってまた試験を受ける、就活にシフトして、ならばと2010採用を新卒として受けるために1年課程に通う。

など。色んな選択を迫られる。彼女もやっぱり悩んでいるようで。


「頑張ってね。応援してるから。」

嘘じゃない。本当に応援してる。

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あちらのSNSに日記を書いた直後、それを読んだ高校時代の悪友から電話。

来年からは地銀でリテールに追われる彼。
就活も、泥臭いことはせず持ち前の器用さでなんとかやり切った。

そんなドライに見えるあいつだけど、なかなか情に熱いやつで。

「すごいね。めちゃ頑張ってるじゃん。DITAなら上手くいくんじゃないかなぁ。」

って。嬉しいこと言ってくれるじゃないか。


「頑張ってね。応援してるから。」

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人間臭い、そんなやりとりがくすぐったい、秋の午後。



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