2008,Dec,31,00:01

いくつかの夜を越えて

祖父の訃報から二日半。
ドタバタしてるはずのこの時期も、通夜葬式で(親族なりに雑務はあったものの)バイトが休みになり比較的ゆったり。

冬のほっとするような日差しと、久しぶりに会う親戚のおじさんたち独特のやわらかな雰囲気と、祖父との生活へのノスタルジーのおかげで
ロックバンドのフルアルバムがアコースティックギターの柔らかい曲で終わるみたいな、2008年末。

ミクシィでみんながやってる、「2008年総括」を見ながら、何となく手帳を手にしてみる。

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浮気相手だった、金山の赤いベッドの上の1月。

iPod touchと屈託の無いエゴイズムの2月。

手紙とスノーボードとbar SMOKEと結婚式の3月。

夜桜とカフェのコーヒーと紫のジャケットとSalamanderの4月。

いくつかの飲み会と深夜の矢場町のインプレッサの5月。

つまらない授業の連続と無謀な夜更かしと一人飲み歩きの6月。

就職活動開始と目の回るようなテストとバイトの7月。

富士山と車校と名古屋駅15番線とタランチュラの8月。

東京駅八重洲口のバーとゲリラ雨と新店舗オープンとリーマンショックの9月。

チョークまみれのスーツと高速バス大阪梅田行きと命日に死んだ猫の10月。

知らぬ間に暴落した平均株価とひたすら膨らむ憎悪と行けなかったセミナーの11月。

就活と単位のジレンマと車の運転とバイト先の怒号の1日遅れで始まった12月。



今年も生き延びちまった。
こんな、くしゃくしゃだったように感じる1年も
みんなが経験してるような普通で平坦な人生の一幕なんだろう。

けれど来年もまた同じようにくしゃくしゃなのだろうなぁなんて考えると
どうしたらいいのかわからなくなる。
こういうところが人より弱いんだなぁ。

来年も頑張って生き延びなきゃ。

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Life goes on. Life is going on.
We'll carry on.
Though you're dead and gone, tough I'm dead and gone,
we will carry on.
We couldn't be recognized without the earth, the passage of time, cosmic mystery,and etcetra etcetra.
I couldn't be recognized without your warmth, your arms, eyes, and your words.
your philosophy. your world. your being....














来年もよろしこ。



2008,Dec,28,08:55

渾身の一歩

12/27

「モルヒネを投与し始めた。もうもって数日」
そんな連絡を受け、「モルヒネって何?」とたらこに電話しようかとか思いつつ
オカンと二人で病院へ走る。

強烈な死の匂いが充満する院内。
やっぱり病院は苦手だなんて考えながら、病室へ。
狡猾な猿みたいに痩せこけてしまった祖父。

もう意識も無く、俺達がいることだって多分解らない。
肌は黄疸が出始めて黄色くなって
あてがわれた吸入機に向かってただ呼吸を繰り返す。



ファーストフード店の支店社長として3店舗を管理しながら、
ハイカラなものが好きで、景気が良かった頃にはBMWを乗り回していた祖父。
派手なものが好きで、ハリウッドのアクション映画を観る時には子供のように喜んで。
俺達兄弟は小学生の頃から一緒になってターミネーターやダイハードやリーサルウエポンなんかをよく観てた。











だからどうした?

俺が知ってるのなんて、俺に物心がついてからの彼の普段の生活だけで。
少年期を経て、バイクに乗って青春を過ごして、結婚して、子供を二人産んで、支店長になって働いて、孫が3人できて、家を新築して、娘が離婚して、退職して年金貰って、
そんな風にしながら戦後の時代の波を乗り越えてきた祖父。
21年分の蓄積しかない俺にとっては途方も無いような、計り知れないような人生を、彼は今まで生きてきた。


そんな、途方も無い「人生」とかいうモンの終末が、今確実にそこにある。

正体不明な、けれど確実な死の存在感に、ただただ圧倒されただけで病室をあとにする。

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ハンドゴールの下敷きになって友達が死んだ。
中学校の先生が癌で死んだ。
毎年夏休みに通ってた亀崎のじいちゃんが死んだ。
脳かなんかの病気で三男の友達が死んだ。
足助の方の親戚のじいちゃんが死んだ。
事故に遭って次男の友達が車の中で彼女と死んだ。
たまにコーラをくれた近所のお好み焼き屋のばあちゃんが死んだ。

みんな死んでくなぁ。

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10/14

刈谷から相変わらず眠い頭で帰宅。
リクルートスーツのまま、祖父母の家へ。

前々から「弱くなった」とは聞いていた。
けれどしばらく会わない間に、人はここまで変わるものなのか。

身長だって横幅だってエラく縮んでて、パジャマから出る腕なんてハラハラするくらい細くて、髪はもう弱々しくぼさぼさになってて。
俺の顔を見ても声は出ず、見落としてしまいそうな笑顔を一瞬作って。

数ヶ月前まであんなに元気だったのに。


思わず言葉をなくしてると、不意によろめきながら補助椅子から立ち上がろうとする祖父。
祖母に支えられながらフラフラの足を一歩だけ踏み出して、また落ちるように椅子に座る。

元気だぞって、言いたかったのかな。
情け無い姿、見せたくなかったのかな。

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12/28

三時間しか寝てないのに「祖父が亡くなった」と叩き起こされる。

喪服の準備、六曜の確認、通夜は明日か。今日がバイト最後だな。


今になって色んな情景が頭をよぎる。
映画館に観に行った洋画の数々。今は無き六番町店の2階事務所に「鈴木さんのお孫さん」というVIP待遇で通される小学生には嬉しすぎる扱い。無料で食べさせてくれる日曜日のハンバーガーと可愛がってくれた店の人達、裏の駐車場に停まっている外車。そういえば「空手を習え」と言い出したのも祖父だったな。

涙は、一滴も出ない。「覚悟しとけ」とずっと言われてたからかな。
「覚悟ってなんだよ」とか思ってたけどさ。


人の生き死にを前にとやかく語れる程の人間じゃないけど
ありがとう。あなたが居たから俺は今ここにいます。


お疲れ様、じいちゃん。



2008,Dec,26,03:22

ordinary hero

強行突破の2日間を思い返しながらバイトして帰宅。

次の太陽が昇るまでは25日。そんな風に開き直って、Yahoo!メールもSPI2もおやすみ。

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「何も知らない振り」は、罪だろうか。
「人にされて嫌なことはしちゃいけない」は絶対だろうか。

何を言っても言い訳にしかならないだろうけど
信用ならん奴とは焼酎なんて飲んでらんねぇんだろうなぁ。

「同期で一番、唯一、尊敬してる奴。尊敬できる奴。」

切ねぇなぁ。切ねぇよ。


女々しいなぁ。

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頭の良さでも人間観察力でも、エネルギッシュさすらも、多分数年後の年収だって、敵わない。

こんな普通さだけで、彼女のはしゃぎ笑う姿だけに支えられてる。


長距離運転の心地よい疲れ、両足のけだるさ。
iPodのイヤホン、タイミングよく止まる携帯。眠り倒す名阪国道。
勤務先でつつかれてる姿を想像したり。一人で酒飲んでる姿を想像したり。
特別な日になったらいいなぁなんて。一生忘れないでいてくれたらなぁなんて。


言うことねぇな。言うことねぇよ。



2008,Dec,23,02:59

but,I am one.

またまた改装。すっきり。
これでようやく落ち着きそう。

URLに若干面倒があったから、携帯から強引に見てる横着な人はここで読み直してください。

改装に伴いRSSも配信。使う人はどうぞ。

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今度はスノボの板まで借りに来るやっさん。

怒涛の数日を越え疲労困憊な俺を金山でピックアップするマツダDemio。
車内の話題は秒速5センチメートルと男女の恋愛観の相違と今後の進路。


このまま教師になっていいのかな。
誰でも少なからずそう悩んでるよ。

もっと外の世界も見たいって、今になって思う。
夏休み使えよ。教師なんだから。

なんで数学なんてやらなきゃいけないのって聞かれたら、どうする?
やっさん数学好きなんでしょ?なら大丈夫だよ。


何に付けても真摯に取り組む癖して、いつも行動力が若干伴わない彼。
悩みは尽きない性格で、それでいてまっすぐで。真面目で。

俺とはまったく違う世界を、生きてるのだろう。



教育って、際限ないし奥が深いぞ。
公務員の年功序列でぬくぬくだし、ローンだって組めるぞ。

お前は俺になれないって。
俺はお前になれないって。

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俺のことを博学、視野が広い、鳥瞰できると褒める彼。
彼のことを真面目、リアリスト、人情深いと褒める俺。

彼だったら、秋晴れの金山や一筋の衝動が射したホテル、
「終わりなき旅」の名古屋駅15番線や、無力感と「どこにも行けない」が重なる名古屋港を、どう切り抜けただろう。



こんなことを考える意味なんてない。

けど、こんなことを考えることができるような友人を、大切にしたい。



2008,Dec,21,05:59

明らかにダメっちゅう感じの

ラストオーダー間際の23時に新規10名が来店する土曜日。

いつも以上にぴりぴりしてるげんじくん。

初めてのラスト勤務で、最近韓国人の彼氏と別れたばかりのさゆちゃんは

少し泣いた。


もうやだ。早く帰りたい。

今日ほんと疲れた。精神的にきたわ。



女の涙ってやっぱりドキッとするよなぁ。とか考えながら。

早く帰りたいとか思ってんだろうなぁとか思いながら。

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平日なのにカウンター席まで埋まる火曜日。

髪型を変えたげんじくん。

会計ミスでげんじくんに怒られた俺は

少し泣いた。


まぁ最近上手くいかんで辛いかもな。難しいポジション任せてるし。

実生活でも就活とか、色々あるだろうし。そういうのが溜まりたまった涙かもしれんな。



そうなのかな。よくわからん。とか思いながら。

こんなことで泣くのか俺。とか思いながら。


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3時間後には大阪。

昼過ぎにとんぼ帰りでバイト。


朦朧とする意識。霞み始めた視界。刺激に敏感になる身体。今日の深夜までの不安。





休日まで、もう少し。もう少しだけ。



2008,Dec,15,23:01

くちゃくちゃな手帳、反省。

先週の金曜から始まった、怒涛の就活週間。

2,3月になったらこんなもんじゃないだろうとは思いつつ、あまりの忙しさに思わず更新。

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12/12(金)
昼から、浜松に本社を置く住宅屋さんの説明会+筆記試験。
説明会は1週間の疲れもあってしんどくて、VTR視聴ではつい居眠り。

そこに居た社員は人事の人一人だけで、Trにも出来そうなプレゼンをしていく。

筆記試験の一般常識問題では自分の常識の無さに凹みながら、SPIをやらなかった11月を呪いながら。

16:00に会場を飛び出して電車に駆け込み、17:00からのバイトに入る。
26:15にバイト終了の合図。


12/13(土)
3時間寝て名古屋の賃貸アパート屋さんのセミナーで丸の内まで。
テーマは不況時の就活と弊社の紹介。

外部講師の講演はそれなりに、新しい観点も与えてくれたし、人事の人から良い言葉を貰った。

「就活って結局、サイコロを振るのと同じなんだよ。二つくらいね。そのサイコロの目を必死こいて選んだら、あとはもう4月に投げるだけ。ねぇ今の良い例えだと思わない?」

そして採用人事の二人がAUE卒生で、終了後声を掛けられる。
「大変だよね。頑張って」
暇があったらOB訪問にでもつなげようかと思う。

我慢できずにコンビニへ。クレジットカードで煙草を買う。

そしてバイト。17:30〜26:00。


12/14(日)
ミスドで2日間の総括とSPI2。
「俺、数学科だし」なんてたかくくってた。ただ焦る。

生保・損保の知識が絶対的に不足していることをようやく直視する。焦る。

そのことについてちょっとだけ勉強。


12/15(月、本日)
授業ないけど3時間寝て起きる。
リクルートスーツで郵便局まで歩き、無駄足で終わり、愛知銀行で手続き。


損害保険屋さんの社員との待ち合わせになんとか間に合う。
二人でコメダに入って、1時間半お喋り。
あまりの自分の無知さに凹む。

「どんな業界見てるの?」
「色々見てますけど、メーカーやなんかってイマイチ魅かれないんです。例えば営業行って商品が他社に劣ってて売れなくても、営業員にはそれはどうにもできないじゃないですか。それよりも差別化の難しい金融商品や、実態のない保険、ソリューション、サービスみたいな、目に見えない商品に魅かれるんですよ。そういう理由でコンサルや、その色の濃いITなんかも見てるんですけど。それを売るためには『人』の力が必要かなと。」

こんな事が自然と口から漏れてくる自分がちょっと不思議で、ちょっと笑える。


14時前にコメダを出て金山。新幹線のチケットを取る。
15時にBTMUに行かなかんのに忘れ物に気付き帰宅。

なんとか5分前に滑り込んで所用を済ませてから、ミスドで就活と、明日のゼミの準備。


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今後の予定。(あくまで予定。)

12/16(火) 6:30に起きて大学、18:30〜23:45でバイト。
12/17(水) 6:30に起きて大学、14:00〜16:30にIT企業の説明会で18:00から終電までバイト。
12/18(木) 7時台のこだまで東京。優良IT企業の説明会。夜帰宅。
12/19(金) 銀行で(まだ終わらない)諸々の手続き。〜26:00までバイト。
12/20(土) アミューズメントの会社の説明会で大曽根。そのまま26:00までバイト。
12/21(日) 9:30開始に間に合うように大阪。青い銀行終わってから17時までに帰ってきてバイト。
12/22(月) 建設業社のセミナー→赤いコンビニのセミナーor友達証券のセミナー


あ゙ーー。

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昨日今日はミスドでコーヒー飲みすぎて、それに加えてやっぱり睡眠不足で
打ち明けなければいけない話を胸に秘めてるみたいな胃のむかつき。

ゆっくりできる日も、まだまだ遠いだろう。

まるこにまだ連絡できてないなぁ。とか
バンプのCD早く返さなきゃ。とか

他にもやんなきゃいけないこともあるんだけどな。


忙しいのは好きだけど、あいつが言ったように、やっぱり全力を傾けられないのはある意味では辛い。
みんなにとっちゃこんなの普通なんだろうけど。

今日の生保・損保のことだってそう。あんなの情報集めようとすりゃ夏にでも出来てたはずだ。


いかんな。いかんぞ。




とにかく、OB・OG訪問に意識を向けてこう。セミナーはもうお腹一杯気味。

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その前に微分方程式解かなきゃ。

こういうのが嫌だ。



2008,Dec,12,03:11

ろじかる・らいふ

朝、「昼飯代500円無い?」と聞くだけで、親に毎朝20分も説教されるここ最近。

それくらいお金がなくて、灰皿の山からシケモクを吸い潰していく夜。

灰皿の中から吸殻を取り出し
フィルターに付着した灰を落とし
火を点け、4,5口吸ってから火をもみ消す。
それによって吸える吸殻が、1本、また1本と減っていく。

俺達は本当に沢山のものを食い潰しながら生きていく。
時間、金、心、寿命、体力、未来の展望。

それが有限と気付くのって、簡単なことじゃない。

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朝、「昼飯代500円無い?」と聞くだけで、親に毎朝20分も説教されるここ最近。

うちの家庭って裕福なほうではなくて
そういう意味でのヒエラルキーにあっては、確実に下級に位置する。

そんな中、次男はちょっとした事故で金を使い、三男は「車校に行きたい」とごね
俺は就活を言い訳に金を使いまくる。

悪いと思う。本当に。
両親が金のやりくりに必死になっているのを俺は知っている。
オカンが家計簿ソフトの前で1000円の誤差に唸っている姿を俺は知っている。

親父が美術科高校卒な家庭じゃ当然だろう。こんな現状。


そんな両親を見ていて
「俺は将来絶対に子供に金の心配だけはさせねぇ」
とか、ついつい思ってしまう。

金が有り余っていて子供に贅沢させるのは決して良いこととは言えない。
家庭の中で幼いころからそういう面で躾けなければいけないと思う。

けど、13歳の頃から何年も家計の不安を抱えて過ごすのって、すごく神経磨り減るんだ。
そしてそんな頃からのことだから、親ももう麻痺しちまって
今じゃ定期券の満了日や「就活で東京行く」という俺の一言にいつも怯え、それを怒りで返すことを普通にしてしまう。


そんな怒りや説教や、たまの喧嘩の後の部屋での一服。
「見てろよ。」 と思う。




本当は、感謝したい気持ちとのジレンマで一杯なんだよ。
心配したくなくても心配だし
そんなことであんた達に怒りたくないんだよ。



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本を買う金すらなく、イヤホンを買う金すらなく。

ここんとこ数日の電車通学・電車通勤は、ひたすら物思いに耽る。

滞っていた自己分析、過ぎた日の反省、自分の心理や他人の言動を分析するロジカルシンキング。


思えば11月ごろからの俺には、こういうゆっくり物事を考える時間が必要だったのかもしれない。

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俺ってやっぱり凡庸な人間で、正体不明のものが怖いから名前を付けたがる。

過去と未来、理想と現実、美学と背徳。様々な二律背反の間に俺達は立っていて
それを紐解くのってやっぱりしんどい作業だけど。

その中間に名前はなくて、それがどんな意味、意志を持っているのかはわからなくて
だから、「この気持ちはなんだろう」と考えてしまう。


考えるということは、自分の人間性に思慮深さを与え、自己同一性の確立に寄与し、将来の自分にとっての財産になるだろう。









今の俺が考える意味は?


そこには意義なんてない。生産性もない。
それに名前を付けて定義することができても、都合よく後付けで解釈してばかりで。

便宜性なら、少しはあるかもしれない。その時は楽になれるから。


今の俺に意味がないのならば、それは未来の俺への布石なのか。


ここで「過去も今も未来も全部繋がってんだから」と開き直れば、それでお終い。
けどそんなの、ナンセンスじゃない。

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こんなこと考えるくらい、金がない。

 



2008,Dec,9,02:00

夕べの愛も壊しちゃう Blue Monday

この大きなストレスに浪漫が疼くわ
Yo. Get up. Stand up. Free !!
身も心も闇の世界に放つわ
Yo. Get up. Stand up. Oui !!

この陽気なリズムにボディが疼くわ
Yo. Get up. Stand up. Free !!
嗚呼 生まれた頃からゲットーが好きさ
Yo. Get up. Stand up. Oui !!

負け犬のように尾を丸めながら
I got the blues.

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6時間数学と格闘し、5時間働く火曜日。
それを思うとブルーなマンデー

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スーツを着込んでステーキ屋さんの業界セミナー。
今回の俺の焦点は、フードサービス業界の実態と、店舗経営がしたくてチェーン展開している会社に大卒で入る意味。

でもまぁどうせ入ったりなんてしないんだろうななんてたかをくくってたけど。
自分の飲食での経験もあり、やっぱりおもしろ味はありそうな業界。

そしてやっぱり、体育会系そうな業界。

「こういうのってやっぱり、男冥利に尽きるよ」
その良さはわかりますよ。それだけで決められるのなら苦労しないです。

ただ一人その場に呼ばれていた09の内定者は、心配になるくらい会話が成立しない人で。
この人事の人はよく採ったもんだなんて感心。
俺の質問にも満足な返答は得られなくて、時間切れ。

4,50歳くらいの、一番偉そうな人。
俺の些細な質問に、自分の話したいことばかりを5分くらい話し続ける。
ううん。どうなんだろう。

就活生も内定者も社員も変な人がたくさん集まったセミナーになっちゃったけど
唯一まともそうな副店長をやってる人との会話は面白かった。
大学生みたいな人だったけど。

何か得られたのかどうか曖昧なまま、国際センタービルを去る。

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K塾最終講の週。
月曜日の講座で、もうどこかやりなれてしまった感が否めない最後の挨拶。

今年度は実習なんかもあってなかなか思うように密な関わりができなかったなぁなんて
生徒がはけていくとこを見ていると

「写真撮ってもいいですか?」

くそ、かわいいなお前ら。

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水曜日、ドイツ語のレポート提出があったのを、今思い出す。
こりゃ明日寝れんな。

物憂げで鬱なWeek
苛立ちは今がPeak
またいつも通り 愛の休日まで
Nothing to lose.



2008,Dec,6,15:27

暇潰し、罪滅ぼし、肩透かし、

バイト前にSPIをやろうと意気込んで昼前に起きたものの
色んな人のブログをじっくり読んでたらこんな時間。

バイトまでの時間を潰そうと思う。昨夜更新したばっかだけど。

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久しぶりのKとの電話。
「精神的に向上心のない者は馬鹿だ」
何度繰り返した台詞だろう。

君には行動力がある。
ただそれが良い結果をもたらすための、系統立てた思考力が著しく足りないんだ。

「俺、彼の気持ちもわかるよ。俺もそういう時"死んでやろうか"って思ったし云々…」

たかが失恋で死にたいと思ったり酒に溺れたり就活をキャンセルするような人間じゃないし、3時間半も歩き続ける人間じゃない。
一つ一つの失恋であんなけ磨り減ってたら、俺は今頃カマスにでもなって日本酒の横に寝そべってるさ。


そこにあったのは失恋じゃない。あったのは、誠意を蹂躙する裏切り。

状況把握能力、合理的思考、考え続ける根気。
人生、そればっかりじゃないけど。

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久しぶりのたらことの電話。

偶然ながら、おととい辺りにも考えていた。
たらこの中のホスピタリティ性について。

自分の中に潜む何かに気付くのって、簡単なことじゃない。
笑えるな。もう。

こんな不確かな人生を生きて、最後には歴史に残らない遺体になる。
それまでの短い時間で、なにをして過ごすのか。

そんな事言い出したらいつも切りがなくて
生きてる意味なんて考えてる暇ないのサというYUKIにすがる。

苦し紛れで進むしかない。

少なくとも数年後、数十年後
大学生時代のことやブログのことや女の月経のことなんかについて話しながら俺達で飲む酒は
美味いんじゃないかななんて、思う。

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誰にだって、幸せになる権利はある。
難しいのは、その享受、その履行、その妥協。

業の深い人間様。神の上にすら立ちうる俺達。
人はどこまでも求める。欲は膨らむ。
それを止めない限り、完全な幸せはありえない。
禅の言葉で言う解脱。

坊主になんてなる気もないから、俺はこれからも物質を求め、権威を追い、女を抱く。

俺は今、「幸せか?」と誰かに問われたら、「だろうね」と言ってアメリカ映画みたいに肩をすくめるような生活をしているし、多分死ぬまで一生そうなのだろうな。

死ぬ間際に、「幸せでした」とか、言うのかな。
「楽しかった」とは言うかもしれないな。

ベートーベンの様に死ぬのが夢。

「友よ、拍手を。喜劇は終わりだ」

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何が言いたいんだか。



2008,Dec,6,04:13

ハイスペック人間

「空気を読む」という言葉がよく飛び交うようになったのは、大学に入った頃だったろうか。
これはそもそも世間で流行りだしたからか。それとも、18,9歳くらいになるとこういうことが大切になってくるからなのだろうか。

場の空気を読む。確かにそれはコミュニケーションの中で大切なこと。
相手の心理、機嫌、主張、思惑。言葉の裏側や時にはそのさらに裏側。
それを掬い取った上で自分の意思決定をするのが、コミュニケーション。

接客業。それも週末の激しい居酒屋の中では、その能力の有無が顕著に現れる。
俺はというと、普段から相手の機嫌を伺ったりしてばっかだから、それなりな方だと自負している。
バイト先でも、クレーム処理なんかにやたら借り出されたり、ここぞという時に「行ってこい」と走らされる。
俺の主観自意識と客観自意識、それと実際の客観評価の間には、そんなにギャップはないはず。とは思う。


俺と同じように、否それ以上に走らされているウエンツ君。
「あいつは能力があるんだ」と、オーナーはいつも言う。
実際にバイトの中では一番頼りになる柱として頼られている。

「場の空気を読む」ということに関してだけ言えば、俺と彼は同等だと思う。
彼はその上に、最善の意思決定を下す頭の回転の良さと、物怖じしない肝の据わった態度、どんな窮地でも冷静になれるキャパシティがある。
俺にはないもの。

あんな風になれたらなぁと、よく思う。
プライドが高く人の事を悪く言うことを屁とも思わない性格が玉に傷だけど。

来年の春からはでかい銀行で働く彼。
就活も恐らく、その持ち前のハイスペックさを売ったのだろう。
俺が人事だったら彼は採る。きっとどんな質問にも笑えるくらい切れのある返答がくるんだろうな。

彼がバイトを卒業すれば、オーナーは彼の代役として俺を見ることになるだろう。
バイト仲間間での仕来りに関することや飲み会での席決めや雰囲気作りまで、彼の代わりに俺がやることになるのかと思うと、ちょっぴり憂鬱。
それらはウエンツ君だから出来ることであって、空気読むしかできない俺にはまっとうできない仕事ですよ。オーナー。

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就活の一環でやった自己分析ツールでは、俺の最大の長所として「コミュニケーション能力」が挙げられている。
その結果にも、あなたはその場の空気を素早く読み取り云々と。

空気を読んで相手の機嫌を損ねないような返答をするだけじゃ、駄目なんですよ。

普段のバイトの中で、彼と俺との違いはどう表れているだろう。

仕事を選ばず与えられたことは何でもやり、シフトだって最大限に入れている。これは俺の「バイトスタッフなんて使い勝手が良くてナンボ」という俺の考えもあるけど、その反面言いたいことが目上の人に中々言えない俺の弱さもある。
ある程度の良心と誠意を持って客と話したりすることを楽しんでるし、この仕事だっておもしろいと感じる。これは俺のポジティブシンキングか。

違いだけを挙げりゃ切りがないけど、それらだって、ウエンツ君のハイスペックさで全部補える気がしてしまう。接客なんてそんなもんだったりする。店の回しだってそんなもんだったりする。

少なくとも、俺の強みらしいコミュニケーション能力も、キャパシティの広い彼には敵わないし、資本主義の中じゃ彼のような人間には敵わないな。

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コミュニケーション能力。それは「センス」とも換言できると思う。人付き合いの中で感性って大事だし。

「センスは『ある』『なし』じゃなくて、磨くものだ」と、誰かが言っていた。
そんなもん今から間に合うかっての。

まぁそれでも、面接の「センス」くらいは、色々受ける間に多少磨けるかもな。


なんて、今日たまたまカウンター席に企業人カップル二人が来て、たまたま女性が人事の人で、就活についてちょっと話したもんだからこんなことを考えてた。

「面接で一番大切なのは、やっぱりコミュニケーション能力だよ。ちゃんと返答がかえってくるか。しっかり会話が成立するか。あとは、自分は御社で何ができますってアピールする。」

それが難しいんじゃないですか。もう不安で一杯ですよ。
俺にはウエンツ君みたいなキャパシティはないですから。

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「お疲れ様です」
「おーお疲れ、久しぶりだねぇ」
「そうですね。あ、ウエンツ君ウエンツ君。面白い話があるんですよ」
「え、なになに?」
「彼女ができたんです」
「え…、なに、どこの誰?」
「ウエンツ君と同じ大学の人で、なんか来年から銀行で働くらしいです」
「うぅわなにそれ、めっちゃおもしろい。てかなにやっとんのお前」

ハイスペックな彼は、多分5行目で感づいたんだろうな。



2008,Dec,3,02:13

ぷらっとkodama、あるいは羊をめぐる冒険。



「時々思い出す」それが約束で
適当な名前で 旅に出ました
求めた僕達は 思い出を減らすために
涙だって 置いてきました

探してることとか 本当はなかった
適当な理由で 旅に出ました
僕達の愚かな 思い込む強さ
雲も晴れたことだ 先を急ぐよ

強がりがたまに 本当になった
一人ぼっちには 慣れた振りをした
君がいなかった 夜が怖かった
僕達はまるで

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1泊2日で神戸。

初めてのレンタカー運転。初めての車旅行。初めての同乗者。初めての総距離600km運転。




11/30

運転席を独り占め、神戸市までひた走る。
名阪国道に乗る頃には勘も取り戻し、高速道路の運転は楽しすぎた。

行き先だってロクに決めず、とりあえず明石海峡大橋だろうと
夕焼けを目指して走るも、ナビに抗い寄り道。
黄昏オレンジなマンションの並ぶ山の麓はひたすら素敵で。

暗くなってから、明石海峡大橋。
知らん間に乗ってしまった海を越える橋は冗談のように大きくて
海側まで車線変更し子供のようにはしゃぐ。



淡路島ICでは、何の前置きもなく
「さて」も「それでは」もなく、本当に突然しれっと登場した猫。




本州に戻り、日本三大夜景の一つを拝みに摩耶山を登る。
ワインディングロードの運転と身を切るような寒さで張り詰めた神経を、ありえない光景が解き放つ。
光がくっちゃくちゃで、今まで見たことのある夜景とは本当に比べ物にならなくて、裏切られた気分にすらなる景色。




震災で一度は崩壊したのが嘘のようなその街を、目に焼き付けようと必死に見渡す。

地下鉄に乗り換え、名古屋にでもありそうな普通な居酒屋で普通な会話。
お湯割りとつゆしゃぶと、コンビニのジョニーウォーカーで1日目は終了。

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11/31

寝坊だってなんのその。時の狭間に迷い込んだ旅人気取りで、スピッツとともに山道へ。
紅葉を掻き分け、「何故」も「だから」もなく、羊を見に行く。




羊達はあくまでアンニュイに草を反芻し、まつげ一本分ほどの僅かな興味を俺達に向ける。

興味津々な俺にも怯える相方にも、伸びてくる手にも向けられるカメラにも無関心な羊。
僅かな移動・動作と静止、僅かな興味と無関心を繰り返す彼らは、何故こんなに迫力があるんだろう。
その迫力・恐さに、ひたすらひーひー笑う。




君達の秩序を乱してごめんと言いたくなる様な雰囲気の牧場を去り、大阪へ。
渋滞に巻き込まれつつも何とか到着したのは既に昼過ぎで。
12月1日の名古屋に向かって車を走らせる。

紅葉する山々、松屋しかない天理PA、オービスを気にする名阪国道。
そして方向を間違える23号。それすら笑い飛ばす。

またどこかで会えるといいな。マツダDEMIO。

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殴られたなら もう片一方の頬を差し出すように
潔く生きられたなら どんなにか素敵だろう

狼の血筋じゃないから いっそ羊の声で吠える
「馬鹿みたい」と笑う君に 気付かぬ振りしながら
少し憎みながら 深く愛しながら

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あやふやな日付変更線、月末。

俺達の力の及ばないところで加速する噂話と、同情、蔑み、非難。身に覚えのある悪評。
聞いたことのなかった話。話したことのなかった話。互いの半生。
不安な思いで見つめる将来。それぞれの抱える屈託、過去、衝動、嫉妬。
通いなれた居酒屋のビールと一刻者湯割。旅の総括。
忘れられそうにない二日間。
満を持した気がした一言と、乾杯。



話は続く。とにかく、続く。




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