2009,Jul,23,00:13

叫べ



誓いの言葉壁に書いたのも 目覚ましかけ眠りに就いたのも
全ては今日を終える僕からの 明日の僕へ向けた挑戦状

あの日叫んだ僕の声だって 忘れてなんかいやしないよ
あの日誓った再会もいつか 果たせるまで繋いでくよ
何万年と受け継がれてきて 僕が生まれてきたように
必ず僕も未来の自分に 今までの僕繋いでいくよ

words by 野田洋次郎

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入ったばかりの給料で一番好きなウィスキーのボトルを買った。
おかげで連日飲みすぎて、俺の肝臓はもうフォアグラみたいになってしまいそうだけど

明日にテストとプレゼンを控えた今日は、たまにはアイスコーヒーでも飲みながら。


もう1年の在学も決まってやらなきゃいけない事も溜まりに溜まって
なんだかもうどこが失敗だったのかどこがジャンクションだったのかわからなくなって
「時間を巻き戻せるとしたらいつに?」などとありきたりな事を考えてみて

時間を巻き戻したところで結局は似たような結果になるんだろうな
時間には個人を超えた桁違いの力があるんだろうな
時間は俺達のために流れてるんじゃなくて俺達は時間の中で生かされるものなんだな結局
なんて意味のない事を考えたり

最近じゃそんな風にぐるぐると回る日々でした。

ぐるぐると。

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(@) 「人間の成長というのは社会・環境との関係性の中でぐるぐると円を描きながら、その円の中心が前進していくものだ」という事を青年文化論という講義で学びました。環境は人に作用する。その環境も変わり続ける(リキッド・モダニティ)。その周囲の環境やその変化にぐるぐると人は回される。回されながら色々を学び進んでいく。後退もしながら。
前後不覚にならないように気をつけながら、時間の流れに置き去りにならないようにしながら


(A) 「人一人の人生ってのは可能性よりもむしろ不可能性で決定されていくのだな」ということを最近強く思います。それこそ数学の証明みたいに。
選択の自由といえど権力の不均衡は社会に溶け込んでいるし即ち一庶民の俺にはヒエラルキー上位の選択の自由はない。さらに言えば中堅国公立大学生で休学や2年の延長戦を抱える俺には、高い年収や良い腕時計やスーツやクレジット機能付き社員証を身に付けての仕事は手に入れる事はもう恐らくできない。こういう事を受け入れる事だって誰も彼もがしている事だし、それに不平ばかり零してる俺はピーターパンシンドロームでも理論屋でも何でもない。ただの駄目人間。


(∴) 社会の中でも、個人個人の中でも、善悪・是非・価値観は刻々と変化する。俺もこの数年でエラく考え方が変わったし、背が伸びてそこから見える景色もがらりと変わった。その間にあったことあれやをこれ思い返しては何がいけなかったのだろう、何を間違ったのだろう等と反省点を探す事には、実はそんなに生産性はない。半年間休学したことやそのきっかけや自分のしたこと、1年ズレた就職活動中に起きたリーマンブラザーズの経営破綻や採用数激減、東京海上日動の面接の日の寝坊なんかは、「運が悪かった」と簡単に済ませてしまった方が良い事の方が実は多くて。今の自分が覚えてる教訓だけをしっかり覚えておけばそれで良いんだ多分。
「大切なのは今」。使い古されて陳腐にチープに響いてしまう言葉だけど、絶えず時間が流れる中でぐるぐる回りながら進むのが人生なら、これって本当に大切な事なんだ。ぐるぐる回る日々の生活の中でこまめに・・・・、自分の立ち居地と周囲を囲む環境・生活、今自分の持っているものを確認する事。近い将来の方向性を見定める事。失くしたものや不可能性への喪失感も人生のスパイスとなるならばそれも引き連れていけばいい。

叫びたい時には叫ぶ事。叫んだ事を忘れない事。


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ひどく内向的な内容になってしまいました。まぁいい。兎にも角にもこれがここ数日の廃人生活でひねり出した一つの答え。


1度アクセス解析がぶっ飛んでしまってから、もうどこの誰が見てんのかわからなくなってしまったけど

もうそれはそれで良いかなって思います。

文章を書くならば少なからず自分が啓発されるものを書きたいと思うし
元々はこじんまりとした場所だったし
自分の暇潰しが数少ない誰かの暇潰しになればというスタンスだったし

こういう類いの文章を何処の誰かわからない人に読まれるのもどうかなとも思ったけど
こんな文章それなりに興味のある人かよほど暇な人くらいしか読まないだろうしね。

まぁまぁ、こんな自分を啓発するための文章が、たまに誰かを啓発するような事にでもなればこの上ないかななんて、考えてもいるけど


街外れのホテルみたいに、色んな人が留まっては通り過ぎていく場所というのも、それはそれで。





 



2009,Jul,21,16:35

鐵板 debut at the 川床桟敷

バイトの事。



オーナー経営の居酒屋、鉄板焼きがメインの新しい方の店。
先週末から鉄板焼きの担当を任されることに。

これからはガチャガチャとかちゃぐりを振り回す日々になります。


もう2年半続けてるバイト、気付けばスタッフの中で2番目の古株になってた。

店舗改装なんかもありながら、両店舗のホールドリンクキッチンと振り回されてきたのだけど
「やれやれ」なんてぼやきながらも、実際のところそんな働き方を楽しんでいる自分がいたり。

初めてドリンクを担当して酒の名前を覚えたり
キッチンの焼き場で中華鍋を振りながら料理を学んだり
そして今回鉄板料理のレシピを覚えていく日々も

何につけても、新しい知識や経験が増えるというのは気持ちの良い体験だなと思う。



まぁそれはともかくとして
鉄板で作る出し巻き卵がこの上なく難しい。早く慣れねば。






 

written by DITA | comments (3)| - | 最近の事


2009,Jul,15,11:43

Z.you say 'no'

グリーン車しかとれなかった新幹線こだま。
のぞみほど速くはなくとも、窓の景色は後ろへ吹き飛んでいきます。

もう当分新幹線に乗ることもないのだろう
就職活動中散々利用したことを思うと
皮肉な成り行きを恨みたくもなる。

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グレンリベットのロックを半分残して、逃げるように店を出た。
男なら潔く、それこそ小説の主人公みたいに格好良くと思ったけど
たった3文字のメールに、一気に色々溢れ出てしまった。
始まりからの色々、無駄に終わった就職活動や大学の事も全て。

拗ねた、のだろう。結局のところ。
あまりの余地の無さを信じたくなくて
目の前で崩れるのを見たくなくて
文字通り子供が拗ねて布団に潜り込むみたいに。
まったくだせぇよ。本当。

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シーヴァスリーガルのロックを、ただただ無言で胃に流し込む。

BGMはAlicia Keysの「No One」
あまり相応しいBGMとは思えなかった。
'Everything's gonna be alright'と言われてもな。

ジェフベックの「哀しみの恋人達」でも流れてくれれば
無言の二人も少しはサマになったろうに。

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人の海の渋谷、前とは違った事情で歩く品川駅、久しぶりに入るらーめん屋
こじんまりとした神社の催し、ホームに立つ半袖のサラリーマン
幸せそうに見える浴衣姿のカップル
静岡駅屋上のビアガーデン、後ろに過ぎてゆく光
シャンプーの香り、汗ばんだ肌

梅雨が去る。夏が濃くなる。

All things must pass. 全てのものは通りすぎる。
誰にもそれを捉えることはできない。
みんなそうして生きてる。






 

written by DITA | comments (0)| - | 最近の事


2009,Jul,14,11:12

V.回送

ほんの少し前に 手に入れた様な未来を
思い出と一緒に 丸めて投げ捨てた

まだ先は長いよ 荷物はもういいよ

words by 細美武士

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結局もう1年大学通う事になった。
就職活動は必然的に終了。色々すり減らしたのだけどな。


これを機に、一気に荷物を下ろそうと思う。
卒業後どうするかはまだわかりません。

最近は教育学部教員養成課程の学生らしく
教師になるのも悪くないかもなとも考えてます。

教師になる志しを持って大学に入ってから4年余り
大学を辞めようと思って行かなかった半年間や行こうと思えど行けなかった半年間
たくさんの時間やお金を使って
お金やノルマや友情や義理やそれ以上のもので繋がる人達や
その信頼や裏切りや色々に出くわしたりしながら
もうなんだか疲れました。


「学校というコミュニティよりも、広いビジネスの世界に惹かれました」
「多くの人と出会って、信頼関係を深めながら自身の世界や価値観を広げたいです」

就職活動中、心にもなく散々吐いていた言葉。
これって自分には文字通り大言壮語だし
本当のところ自分はそんな世界に疲弊している事に気付く。
疲弊、なんて格好良いものじゃないかな。
飛び込む度胸もなくてゴネてるのかな。

世捨て人になりたいのなら院へ行って研究とも思ったけど
所詮文系脳の俺には数学の研究で飯を食っていく才能はないし。


言葉や笑顔の奥にある人間の汚さや冷酷さに過敏に反応しながら
そこから目を背けて逃げ出してしまうプリミティブな俺だから
学校・教員の世界みたいな狭くてプリミティブな場所で日々を過ごしながら
もっと身近な、ささやかな自分の学級や
家庭(家庭なんて持つのかどうかも解らないけど)や隣にいる誰かを
真剣に愛そうと努めながら生活するのも、今はなんだか悪くないかもしれないとも思う。
こんな考えを大学の友人が聞いたら腹を立てるだろうけど。




まぁまだ解らないけどさ。活力が沸いたらまた就職活動するかもしれないし。
ゆっくり考え直します。
とにかくまぁ後1年と半分。
目を閉じて息を止めて、なんとか耐えよう。

散々したこの回り道も、俺の人生の財産だと胸を張れる日が、いつか来たらと願う。
分かち合えないぶん一緒に傷つく事ができるような人に
深い井戸の底で手を繋げるような人になれたらと願う。


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“ゆっくりと傾く足元に気をつけて
思うよりあなたはずっと強いからね”

耳鳴りが止まないな 君の声がまだ聞こえるよ

I am dreaming of a girl rocked my world
南北へ続く高架線
この先にはきっとあると ささやいてる






 

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2009,Jul,13,18:39

Y.留保の夜

暇な平日の夕暮れを過ごしてると販売職で平日休みのKから連絡。久しぶりに会った。
高校卒業来ずっと何やかやあった人。

ただでさえ頭が混乱しているというのに
夜のファミリーレストランの雑然とした空気が追い討ちをかける。

煙草が無くなったタイミングで、行くところもなく夜の海へ。

夏の暑さは押し付けがましい感じがして好きじゃないけど
夏の夜の生ぬるい、けだるい感じは割に好き。
誰も彼も、「まぁ、いいや」と、小難しく考える事を保留している感じが。

「何が起こるかわからないのが夏の夜」なんて、俺は冗談めかしてよく言うけど
夏の夜はクールに考えるのに適さないからかもなと、思ったり思わなかったり


大学生活中に学んだ事の一つは
男女が寝るのには掃いて捨てる程様々な理由があるということ。

満たされた部分と満たされない部分の残された夜。
寂しさでしか埋められない寂しさも、多分あるんだ。


 

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2009,Jul,10,00:54

W.X.彼女はロックンロール

大崎善生「ロックンロール」



 小説執筆のためパリのホテルに滞在していた作家・植村は、なかなか筆の進まない作品を前にはがゆい日々を送っていた。しかし、そこに突然訪れた奇跡が彼の昂ぶらせる。透き通るような青空の下で、恋が動き出そうとしていた。
 ポケットに忍ばせたロックンロールという小さな石ころのように、ただ転がり続ければいい。作家は突き動かされていく――。欧州の地で展開される切なくも清々しい恋の物語。

(文庫版 背表紙より)

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朝から頭痛がひどい月曜日。せっかく無理して行ったのに授業は休講。
ぽっかり空いた2時間半を埋めるために、友人と2人で車に乗り込む。

ご飯を食べながら、話題は近況を中心に色々。
2人でゆっくり喋ったのは久しぶりで
結婚・出産を経た彼女の変化はやはり大きく
それでいて彼女が中心にしっかり持っている女としての個性は揺るぎなく

なんだかちょっと面白かった。

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 世界には大きく分けて二通りの人間がいる。ガラス玉を丹念に磨き続ける人間と、粉々に壊さなければ気が済まない人間。そして、久美子はもしかしたら僕と同じ側の人種なのかもしれない。
 おとなしそうに見える彼女もきっと、右のポケットに小石を忍ばせて生きているのだ。
 ロックンロールという硬く小さな石を。


主人公・植村の、若かりし頃の記憶、それを呼び起こすジョージハリソンのソロアルバム「オール・シングス・マスト・パス」。編集者・久美子の抱える衝動、寂しさ。パリ陽気なムード。恋や愛情の在り方。ロックミュージック。

様々な物事が、絡み合うというより、響き合う。
この「共鳴」の独特な雰囲気を出せるのが大崎善生の持ち味かなって思う。

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「今さ、恋愛するのに良い相手と、結婚に良い相手って言われたら、どっちが欲しい?」
「…後者だな」
「でしょう?」

彼女もきっとロックンローラー。「オール・シングス・マスト・パス」とクールに言い切れないタイプの人間なんだろう。

大学一年の頃から、彼女の表情には何かしら独特のものがあった。
その表情を形容するとすれば、「そんなことはわかってるんだから」という顔、というのが良いかな。

そんな事を思った。


気付いたら頭痛は治まっていました。





 

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2009,Jul,5,03:55

U.数学

all these sadness I'm through is because of you
what the hell did you to
me and my relations and my winding education
now your my preoccupation
I had enough of this

words by 野田洋次郎

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数学について

大学では数学を専攻しているわけだが
高校の頃は「男だらけの教室で2年間過ごすなんて考えられん」という不純な動機で文型クラスに配属されていたけれど
受験勉強の中で数学の面白さに憑かれて、理転受験したという経緯があります。

大学に入り、数学を一つの学問として学んで
自分には理系の才能は無いのだなと実感しました。
文理両方の教育を半端に受けてきた俺には半端な力しか身についていないようです。
教育体系って大事だよ。うん。


自分が数学を好きになったのは
中等教育までの学校数学の持つ、流れる水の様に問題から解答までを最短距離で進むその簡潔さに魅かれたため。

余分な事は一切考えなくて良い。
ゴルファーが芝の芽を読みながらパットインまでの道を描くように問題に対峙し
問題を的確に解答に導く。パットを綺麗に沈める。背後に拍手喝采はなくとも。
そんな簡潔さと完結さになぜか魅かれた。これは理屈じゃない。
同じように、大学卒業後塾でのアルバイトで数学を教えている時にも
同じ種類の面白さがあった。

けれど大学で学ぶ数学は、本当に学問としての数学で
ギリシアの哲学者なんかが勤しんでいたその数学を辿ったり
新しい社会・世界の課題を相手に、右手に数学全書を持って対峙する。

そんな風に数学を学びながら、新しい面白さや魅力も見つけたけど
やっぱり俺には学者的理系の才能はないし
もう数学にはうんざりです。

今から人文学部かなんかに転部できんもんだろうか。



「仮定が偽ならば全ての命題は真になる」
大学で4年間も数学を学んで
代数学もゲーム理論も解析学も統計学も何もなしに、得たものといえばこれくらい。

本質を見極めること。大前提を外さないこと。
あまりに簡単に物事を説明する言葉に慎重になること。自他問わず。
数学に限らず全てにおいて、この定理は成立することを学んだ。知識として。

最近じゃそれを知ってても行動が伴ってない事ばかりだけれど
これは生きていく力になるだろうなと思う。

これくらいちゃんと持ち帰らないと、嫌いな大学に通い続けた時間が本当に空しくなる。


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Tu-tu-tu-tudu-du-tu
Tu-tu-tu-tudu-du-tu...





 

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2009,Jul,4,13:15

T.ドーナツ

翌日。
大学に行く気もなく寝ていると大学教務課からの電話で目覚める。やっぱり現実は容赦ない。

ひとしきり部屋で物思いに耽ってからバイト。

豪雨を孕んだ雨雲の繁華街を歩きながら、考えるのはここ1年間の事。

彼女との付き合いがあっけなく終わって
就職活動もあっけなく終わって
色々の言葉や思いを思い返してみると
それらが失われてしまった今を考えると
なんだか自分には本当に何も無いような気がしました。
ドーナツを食べてしまった後に真ん中の空洞は残らないみたいに。


「昨日彼女にフラれました」
「お前そんな事よく笑って言えるな」
「笑ってじゃなきゃ言えないっすよ」

社員みんなの無骨な優しさがくすぐったくも嬉しくて
優しさでいっぱいのこの人達にはドーナツよりも甘いマフィンが似合うな、なんて意味の無いことを思ったり


女の子の考えてる事や抱えてる性欲やたまにあるヒステリーなんて
やっぱりこれっぽっちも理解できないけど
原因は自分にあるんだな。やっぱり

“理解できない”と投げ出してしまう今の自分にもやっぱり








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